

美しく輝くクリスタル。
前回の記事ではサンドブラスト彫刻加工についてご紹介しましたが、細かい砂を吹きかけて掘っていくサンドブラスト彫刻加工ですが、今回はその手順についてご紹介したいと思います。
前回の記事サンドブラスト彫刻加工(前編)サンドブラスト彫刻加工とは?についても是非合わせてご覧ください。
サンドブラスト彫刻加工の手順
①清掃、脱脂作業
彫刻したいクリスタルトロフィーやクリスタル表彰盾の表面に汚れや油脂分が付着していると、フィルム用の接着材を弾く恐れがあります。
そのため、ソフィアクリスタルでは加工前は全商品アルコールで脱脂作業を行い、汚れをとってから作業をしていきます。

②原稿作成→露光作業
ソフィアクリスタルでは掘る名前などをオーダーメイドでお受けすることが可能です。
お客様からオーダーメイドでお預かりしたデータを確認し、サンドブラスト彫刻用に原稿を微調整します。
クリスタルに彫刻可能な線の太さや文字の大きさ、色の濃淡などを調整し、その後、MSフィルムという塩化ビニールフィルムをベースにした、型取用のフィルムに露光します。

③現像工程
サンドブラスト加工の現像工程は、露光したフィルムを現像液で溶かすことで、クリスタル盾等に彫刻したい部分を残す工程です。
こちらの工程、手作業の場合はもっと時間がかかってしまうのですが、現像機はA4サイズ2枚程度を同時に現像することができ、50秒程で仕上がります。
現像後には、フィルムにピンホールが開いていないかチェックし修正をします。
チェックにはイラストレーターさんがよく使用しているLEDのトレース板を使用しています。

④フィルム貼付け
完成したフィルムを位置や角度等を調整しながらクリスタルに貼付けます。
貼付けが終わったら クリスタル全体をマスキングテープで保護します。
台座があるクリスタル盾や形が変わっているクリスタルトロフィーは早く貼るのにコツが必要になるのですが、熟練になりますとペーパーウェイトのDW-11などは1時間で50個ほどの貼付けが可能になります。

⑤サンドブラスト
フィルムをマスキングテープでクリスタルガラス全体に保護したら、手作業でサンドブラストを施していきます。
フィルムで保護されてる部分にはキズは付かないので、美しく綺麗に仕上げていくことが出来ます。

⑥最終調整
全てのサンドブラスト作業が終わったら、貼っていたマスキングテープを剥がし、最終チェックをします。
問題がなければ、こちらで完成です。

最後に
いかがだったでしょうか?
サンドブラスト彫刻加工で彫ったクリスタルで素敵な思い出や記念を彩ってみませんか?
またサンドブラスト彫刻加工(前編)サンドブラスト彫刻加工を徹底解説!ではサンドブラスト彫刻加工についてご紹介しておりますので、そちらも是非合わせてご覧ください。
ソフィアクリスタルでは法人専門のクリスタル製品をオーダーメイドにて制作しています。
退職祝いやコンテストの優勝者、受賞者へのクリスタルトロフィーや表彰盾などから様々な記念品製作などを承っております。
こんなもの作れる?などのご相談も可能ですので、お気軽にご相談ください!